株や為替をやってる日本人のほとんどが見ているであろうローソク足。

 

この組み合わせからその後の値動きを予測するのがプライスアクション

 

有名どころで言うと酒田五法とか。

 

このプライスアクションってチャートの勢いを見るってことだなと強く思う。

 

できたローソクの組み合わせで考えることも大事だと思う。

 

でもそれ以上に、そのローソクが形成される『過程』と『勢い』を観察することがすげー大事。

 

売り圧力と買い圧力のどちらが強いのか。
水平線に到達したとき、ブレイクするのか反発するのか。
そのときはどういう勢いで値が動くのか。
ヒゲの勢いと方向はどうか。
ゆっくり1方向に進むのか、行ったり来たりを何度も繰り返しながら進んでいくのか。

 

1つのローソクが形成されるまでの『動き方』の観察がトレード感覚を磨くために必要なもの………のような気がしてる。

 

とりあえずプライスアクションとは?

 

ちょっと話逸れましたが、まずプライスアクションとは何ぞや?ってこと。

 

プライスアクションとは
  • プライス(Price)= 価格
  • アクション(Action)= 値動き

 

うん。
そのまんま。

 

つまりローソク足による値動きの分析ってこと。

 

まずはローソクをみて値動きをラインで捉える

 

これそこそこ大事。
例えば週足のローソク1本を日足に落としこんで考えるみたな……

 

………うん、わかりづらい。
実際のチャートで見てみましょう。

 

まずは週足でこの陰線のコマに注目します↓

 

 

でここからこのローソクを細かく見ていくと……日足では↓

 

※すみません、1週間のローソクは5本ですが、あくまで考え方の参考なので、突っ込まないで下さい。

 

4時間足では↓

 

 

1時間足では↓

 

 

よくよく見ると、実体部分がレジサポになってます。

 

こんな感じで1本のローソク足でも見る時間軸によっては値動きのパターンやレンジの幅、レジサポライン等いろいろな情報が読み取れます。

 

ちなみにヒゲの部分は………

 

 

みんな大好き三尊。
こういうふうにローソクを読み解いていくことも大事。

 

若干これはプライスアクションとは違う気もするけど………

 

こういう情報も含めてローソクの組み合わせによって、どういうことが考えられるかっていうのがプライスアクション。

 

プライスアクションの基本テンプレ

 

ここからローソクの組み合わせについて、いくつかのテンプレをご紹介していきます。

 

ローソクの組み合わせ
  • スパイク
  • スラスト
  • ランウェイ
  • インサイド・アウトサイド
  • リバーサル

 

でもこれ覚える必要ない。
値動き観察してると、こういう動きしたからこうなる可能性が高い、とか経験でわかるようになる。

 

たぶんこういうテンプレ覚えるより、経験上の感覚を身につけることがFXは大事。

 

でも一応一通りチャート上に示してみます↓

 

 

スパイク

 

まずスパイクの前にピンバーについて。

 

ピンバーとはヒゲが長く、実体部分が短いローソクのこと。
天底で出やすいローソク足↓

 

 

ラインで考えるとわかりやすい。
これを踏まえてスパイクを見てみると↓

 

 

つまりスパイクとはレートが下がってきたときに下ヒゲが長いピンバーがついたら底値の可能性があるよってこと。逆にレートが上昇してきたときに長い上ヒゲのピンバーだったら、天井の可能性ってこと。

 

ちなみに上ヒゲが長いピンバーのスパイクを『スパイクハイ』
下ヒゲが長いピンバーのスパイクを『スパイクロウ』と言います。

 

まずピンバーとスパイクを見たらトレンドを考えつつ、短期的な天底を意識。

 

スラスト

 

スラストにはスラストアップとスラストダウンがあります。

 

言葉よりも見た方が早い↓

 

 

トレンドに沿ったスラストアップ、スラストダウンが出たときは勢いがつく要因になります。

 

また逆ポジで考えると(例えばロングを持っているときに、スラストダウンが発生)手仕まいを考慮する要因にもなります。

 

ランウェイ

 

こちらもランウェイアップとランウェイダウンがあります。

 

 

これは大陽線や大陰線で急騰急落前後の値動きに対する考え方。

 

相場が一段階フィールドを変えたってイメージ。

 

ここで出た大きいローソクはレンジ形成の節目になることが多い。

 

そのためエントリーポイントどうこうよりも、節目の1つとして意識してみるぐらいでいい。

 

インサイド・アウトサイド

 

インサイドは日本語でいうと『はらみ線』
アウトサイドは『包み線』

 

 

インサイドは前のローソクとすっぽり『はらんで』しまうローソク。
アウトサイドはその逆。

 

陽線陰線の組み合わせは関係ありません。

 

インサイドは調整期間に入る可能性あり。
大きなローソクのブレイク方向へトレンドの発生する可能性があります。

 

 

 

アウトサイドもインサイド同様ブレイク方向へのトレンドという使い方もありますが、今までのトレンド継続を示唆する可能性もあります。

 

細かく探せば他にもあるかもしれませんが、ざっと表示してます。

 

ただしインサイド・アウトサイドは、比較的そうなる傾向にあるってぐらいの認識でOK。

 

リバーサル

 

リバーサルも上昇と下落の2種類あります。

 

上昇示唆は『強気リバーサル』
下落示唆は『弱気リバーサル』と言います。

 

 

 

強気リバーサルは上昇トレンドへの転換を示唆。
弱気リバーサルは下降トレンドへの転換を示唆。

 

ただし2本目のローソクにヒゲがついてる場合はここからレンジって可能性もあるので過信はよくないです。

 

このリバーサル、ラインをイメージすると理解しやすい。

 

なんとなく、三尊の天底に見えません?

 

というか、酒田五法もですが、スパイクもリバーサルもインサイド・アウトサイドも三山も三川も明けの明星もどれもラインチャートで表示させるとだいたい似たようなパターンになります。

 

パターン的にせいぜい

 

  • Wトップ(ボトム)
  • トリプルトップ(ボトム)
  • 三尊(逆三尊)
  • V字

 

こんなとこかな?
プライスアクションはローソク見て頭の中でラインをイメージするといい。

 

でもやっぱり大事なのは、慣れるまではチャートに張り付いて値動きを見ること。
慣れるまではちょこちょこ見るとかじゃなく、がっつり集中してチャートみないとなかなか値動きの感覚が掴めないと思う。

 

まずは経験値上げていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です